【COUNTRY】

Spain スペイン

ポルトガルから国境を越え、二ケ国目、情熱の国スペイン。

スペインは中部を西から東へ約40日間かけて横断した。

屋根の上を住処にするシュバシコウ

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一人旅が始まって約2週間。

一人旅が寂しくなり、ホームシックになったりはしないものの、宿に一人で泊まり、ただ漕ぎ続ける日々に何処か違和感があるのもまた事実だった。

プラセンシアという街で一休み。写真は風景より、18mm−35mmのレンズで近距離から人物を撮る方が好きなことに気付く。

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スペイン人はキリスト教の影響から、休日(特に日曜)は殆ど働かない。その代わり、毎週末祭りをやっていた。20150315-OJ6A5928 20150315-OJ6A5955

一人で宿を借りて泊まり続けるのにも飽きはじめ、WarmshowersというホスピタリティSNSに登録してみた。

Warmshowersは所謂、自転車旅行者向けの無料の民泊サイト。

自分の家を自転車旅行者に提供したり、自転車旅行者が宿泊場所(シャワーのみも可)を探したりできるサイト。共通の「自転車好き」という趣味によって繋がることができる。

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とは言っても、見ず知らずの外国人の家に泊まることに多少抵抗はあったし、危険性があるんではないかと内心ドキドキしていた。

プラセンシアで出会った始めてのホスト。この人が良い人では無かったら、民泊SNSは二度と使わなかったであろう。

犬と一緒に暮らす、ジョージさん。50歳の彼は、僕を暖かく迎い入れ、しかし必要以上に気を使わない姿勢に心地よさを感じたのだった。

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夜、一緒に夜の街を散歩。一人では決してやらないことが、民泊することでできる。「受け身」の面白さをこの時に感じた。

大学都市、サラマンカの貝の家。

スペインの西端、キリスト教の聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の目印。この貝のマークはスペインだけでなく、その後ヨーロッパ全土で見ることができた。

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セゴビアではまさかの雪。スペインの南部を走らなかったことによる痛恨のミス。OJ6A6364

白雪姫のモデルとなったアルカサル(セゴビア城)。文字通り白い雪に包まれた。

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首都、マドリッドでは2年間世界一周自転車旅行をしたことがあるアルバート・アリシア夫妻の家に4日間お世話になる。

同じ日にゲストとして泊まっていた韓国人姉妹と一緒にカタン。

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キリスト教の聖週間ではトリッハと呼ばれるスペイン版フレンチトーストを食べる。
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世界を旅した自転車夫妻の息子は1歳にして六角レンチの使い方を熟知している。将来有望。OJ6A7142-2

4月第1週、キリスト教の聖週間。断崖の上に建てられた街、クエンカでは住民によるプロセシオンが行われていた。

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毎日、夜通しで行われる住民による行列は、信仰心の強さや文化へのリスペクトを言語なしに感じさせるのだった。OJ6A7980 20150402-OJ6A7991 OJ6A8088

電動車椅子で聖行列に参加する住民。OJ6A8063 OJ6A8096-2

観光客は少なく、荘厳な音楽とともにじっとこちらを見つめる視線は何か問いかけられているような奇妙な気分になった。

内陸部からイベリア海に出ると、バレンシアから海沿いに北へと走る。

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日本でもお馴染みのバレンシアオレンジは4キロ200円。

ジューシーなオレンジをリアバックに入れ、喉が乾くと走りながら皮を剥き、オレンジを2個食べて水分補給。もはやオレンジ入れと化していた。OJ6A8450

海沿いに住む40歳の楽天家ホストは「再来年から1年間トールバイクで世界旅するぜ。」と手放し走行しながら話してくれた。OJ6A8665

イベリア海沿いにはキャンプ場がいくつもある。ヨーロッパ中のキャンピングカーが暖かい場所を求めて南欧で滞在中。

カナダ人のロンとエミリーは車とヨットで世界一周中。南欧からヨットでアフリカのモロッコへ行くらしい。

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タラゴーナではカベーストというカタルーニャ地方の祭りに遭遇。

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赤ずきんちゃんの口からじっとこちらを見てくる。OJ6A9052-3

ユーラシア大陸を自転車横断する日本人のshimaさんとホステルで会う。彼は香港から10ヶ月かけてスペインまで来ていた。

後ろから出っ張る木の棒は野犬を追い払うためというワイルドな男。
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バルセロナのサグラダファミリアはやはり唯一無二の教会。

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宇宙にでも迷い込んだかのような空間。

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バルセロナ近くのモンセラットは、ノコギリのような山の上に建てらてたカタルーニャ地方の聖なる教会。

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880年、羊飼いが見つけたこの黒いマリア像が動かなかった為、この地に教会を建てて安置したと言われている。右手には全宇宙を象徴する玉を持ち、触ると願いが叶うという一個ドラゴンボール状態。OJ6A9411

ノコギリ山(モンセラット)の意味が分かる尖った岩。OJ6A9453

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「ヨーロッパどの国が一番良かった?」と聞かれた時、僕はスペインと答えている。何か普通過ぎる答えのような気がして、実はアルバニアとか言いたいのだが。

勿論、若者の失業率が50%等、南欧に深刻な経済危機があるのもまた事実ではある。が、スペイン人から感じられるポジティブな能天気さや、敬虔な信仰心と家族愛は日本では見たことがなく、強いカルチャーショックを受けた。

40日間居ても、スペインのほんの一部しか見ることが出来なかった。次回は南欧、バスク地方でお祭りに参加したり、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩いてみるのも良いかもしれない。

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