【COUNTRY】

France フランス

イベリア海沿いを北上し、3カ国目フランスへ。

約2週間かけて、南仏を東へ移動。本当はフランスとスペインの国境に跨るピレネー山脈を越えて行きたかったが、ポルトガルの反省から高低差の少ない海岸沿いを進んでいった。

優雅で洗練された街々。日本人にとっては物価の高い先進国。「民泊」をしていなかったら、このようなイメージで終始していただろう。

体感で物価はスペイン・ポルトガルの1.5〜2倍。南欧に沢山あった1泊1000円のドミトリーは存在しなかった。

これはヤバいと思った僕は、Warmshowersを今まで以上に積極的に利用するようになった。

幸いにもフランスはツール・ド・フランスでも有名な、自転車先進国。

Warmshowersの登録者数も日本の100倍くらい居て、どの町でも比較的簡単にホストを探すことができた。

ペルピニャンで偶然同じ日に、同じホストの家に泊まっていた韓国人のムンナルボンヌまで走行

二人で走っていると共有感が出て、それも面白い。前の人が風除けにもなるし。

ナルボンヌのベロニカの家には、息子の部屋に”JE SUIS CHARLIE”という張り紙。2015年1月に起こったシャルリーエブド襲撃事件に反発するため、表現の自由を示したこの張り紙は、この後起こるフランステロ事件の数々を示唆したものだった。

「フランスは移民が流入し、彼らが税金を使い尽くしている。このままだったら治安も悪化するし、フランス人の国ではなくなるよ。」とホスト達が危惧していたのが印象的だった。

4月の後半になれば南仏は少し蒸し暑い。走っていれば汗ばむ気温。

モンペリエのエチエンヌの家にはリカンベントが2台。乗り辛くて疲れそうだが、空気抵抗を受けにくいのが利点。

ニームの円形競技場は紀元前1世紀に建設された。犯罪者による殺し合いが主ではなく、そのような殺し合いは剣闘士の決闘の休憩時間に行われていたらしい。

アビニョンのマーク・アンナ夫妻の家で、孫のプリーヌちゃんと一緒にマークの誕生日を祝う。

プリーヌちゃんはポルトガルとフランスのハーフで2カ国後が堪能。2日間で懐いてくれて可愛かった。

ミラマではシモーテ家の息子達とゲーム。

フランス人は大体みんなジブリを知っている。エクスアンプロヴァンスに住むジーンさんもDVDを沢山持っていた。

マルセイユに住むギオームは映画の悪役顔。

に反してベジタリアンのダンディなおじさん。

屋上の心もとない柵の外に広がるマルセイユの街並み。

マルセイユはフランス最大の港町。世界中からやってきた船が停泊している。

日本でベジタリアンの友人もいないし、普段どのようなものを食べているか興味がある。

タンパク質は豆腐や豆で補っている。ほうれん草のパイは、想像以上に食べ応えがあり、ビールに合う美味しいベジタリアンフード。

続いてマルセイユの高台に住むジェハンナさん宅へ。夫のエリックは貿易商。1週間働いて1週間休むような生活。

フランス人は皆、食後にチーズを食べているのが印象的。

娘のジプティスは12歳とは思えない気遣いのできるしっかりとした女の子。ジブリの話で盛り上がった。

トゥーロンに住む右側のルネさんは僕が来るからということで、何故か自転車仲間を招集。

70歳にして世界中を自転車で走り回る最強集団。20km程ツーリングしたが、着いていくのに精一杯だった。

映画の都、カンヌに住むエマニュエル。2ヶ月前、パラグライダーで墜落し、肋骨を複雑骨折。

ろくに動くことが出来ず、家で療養中なのに泊めてくれた聖人。笑っている場合じゃない。

南仏は綺麗なリゾート地で、まさに楽園。走っていても気持ちが良い。

しかし、それ以上に感じたのはフランス人の優しさだった。

「フランス人って英語話さないで、嫌な連中なんでしょ?」というステレオタイプの印象。僕自身訪れる前はフランス人に対し似たような印象を持っていたと思う。

しかし、毎日出会う僕が知るフランス人は老若男女問わず流暢に英語を話し、僕を歓迎してくれる暖かい人達だった。また、僕達以上に自分達の国に危機感を持ちながら日々生きていることを知り、「民泊」の面白さを感じたのだった。

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